おうちでこの症状を見たら
垂れ耳やアレルギーを持つワンちゃんで
- 「耳を執拗に掻いている」
- 「頭を激しくブルブル振る」
という場合、外耳炎の可能性があります。
アイの、ひとこと
アイの、ひとこと
垂れ耳やアレルギーを持つワンちゃんに多い、耳の入り口から奥にかけて炎症が起こる病気です。
どんな病気?
耳の入り口から鼓膜までの通り道(外耳道)に、細菌やカビが増えたり、アレルギーが原因で炎症が起きたりする病気です。強い痒みや痛みを伴い、放っておくと耳の奥深くまで炎症が広がってしまうため、早めのケアが必要です。
気づきのサイン(初期症状)
- 後ろ足で耳のあたりを執拗に掻く
- 頭をブルブルと激しく振る、首を傾ける
- 耳からツンとした臭いや、すっぱい臭いがする
- 黒や茶色、あるいは黄色っぽい耳垢が急に増える
- 耳の裏側や入り口が赤く腫れている
かかりやすい子・特徴
- トイ・プードル、アメリカン・コッカー・スパニエルなどの垂れ耳や、耳の中に毛が多い犬種
- フレンチ・ブルドッグや柴犬など、アレルギー体質を持つ犬
- 高温多湿になる梅雨から夏にかけて発症しやすくなります
診断に必要な検査
耳鏡(じきょう)検査
特殊な器具を使って、耳の奥の腫れ具合や鼓膜の状態を確認します。
耳垢(みみあか)検査
耳垢を顕微鏡で見て、細菌やカビ(マラセチア)、ダニなどがいないか調べます。
治療の柱
耳の洗浄
専用の洗浄液を使い、耳の奥に溜まった汚れや菌を優しく洗い流します。
点耳薬(てんじやく)
細菌やカビを抑えたり、炎症を和らげたりするお薬を耳の中に直接入れます。
内服薬(飲み薬)
痒みや痛みが強い場合や、アレルギーが原因の場合に、飲み薬を併用することがあります。
費用について
1年間にかかる診療費の目安(0〜4歳の犬・中央値)
約1.1万円/年
出典:『アニコム家庭どうぶつ白書2025』より
この金額の見方
- ・保険で戻ってくる分を差し引く前の、動物病院に支払う診療費そのものの金額です(ペット保険に入っている場合、実際の自己負担はこれより軽くなることがあります)。
- ・アニコム損保に加入している犬の診療費データ(通院・入院・手術を含む)の集計です。
- ・中央値=ちょうど真ん中にあたる子の金額。高額な少数例に引っ張られにくい、実感に近い目安です。
この目安は軽い外耳炎の子も含んだ真ん中の金額で、原因に合わせたお薬(点耳薬や飲み薬)の種類や、耳洗浄のための通院頻度、再発を繰り返すかどうかで変わっていきます。ご家庭のペースも含めて、無理なく続けられるケアの範囲を主治医と話し合いましょう。ペット保険に加入している場合は対象になることも多いため、あわせて確認してみてください。
これからの見通し
お薬と適切な耳洗浄で炎症を抑えることで、痒みや痛みのない穏やかな状態に戻すことができます。ただし再発しやすい病気のため、治った後も定期的なお耳のチェックや、ご家庭での無理のないケアを続けることが大切です。
関連する便利ツール(無料・登録不要)
※ 本ページは病気の基本を知るための一般的な情報です。診断・治療方針は必ず獣医師にご相談ください。