の基本情報

犬の外耳炎

監修:あき(獣医師)公開 2026.06.20

動物病院で言われたら

  • 耳の奥が赤く腫れている
  • 耳の中で菌が増えている

と言われた場合、外耳炎の可能性があります。

アイの、ひとこと

垂れ耳やアレルギーを持つワンちゃんに多い、耳の入り口から奥にかけて炎症が起こる病気です。

どんな病気?

耳の入り口から鼓膜までの通り道(外耳道)に、細菌やカビが増えたり、アレルギーが原因で炎症が起きたりする病気です。強い痒みや痛みを伴い、放っておくと耳の奥深くまで炎症が広がってしまうため、早めのケアが必要です。

気づきのサイン(初期症状)

  • 後ろ足で耳のあたりを執拗に掻く
  • 頭をブルブルと激しく振る、首を傾ける
  • 耳からツンとした臭いや、すっぱい臭いがする
  • 黒や茶色、あるいは黄色っぽい耳垢が急に増える
  • 耳の裏側や入り口が赤く腫れている

かかりやすい子・特徴

  • トイ・プードル、アメリカン・コッカー・スパニエルなどの垂れ耳や、耳の中に毛が多い犬種
  • フレンチ・ブルドッグや柴犬など、アレルギー体質を持つ犬
  • 高温多湿になる梅雨から夏にかけて発症しやすくなります

診断に必要な検査

耳鏡(じきょう)検査

特殊な器具を使って、耳の奥の腫れ具合や鼓膜の状態を確認します。

耳垢(みみあか)検査

耳垢を顕微鏡で見て、細菌やカビ(マラセチア)、ダニなどがいないか調べます。

治療の柱

耳の洗浄

専用の洗浄液を使い、耳の奥に溜まった汚れや菌を優しく洗い流します。

点耳薬(てんじやく)

細菌やカビを抑えたり、炎症を和らげたりするお薬を耳の中に直接入れます。

内服薬(飲み薬)

痒みや痛みが強い場合や、アレルギーが原因の場合に、飲み薬を併用することがあります。

費用について

費用は、原因に合わせたお薬(点耳薬や飲み薬)の種類や、耳洗浄のための通院頻度によって大きく変わります。再発しやすく長く付き合うこともある病気だからこそ、まずは治療計画とあわせて費用の目安を相談すると安心です。ご家庭のペースも含めて、無理なく続けられるケアの範囲を主治医と話し合いましょう。ペット保険に加入している場合は対象になることも多いため、あわせて確認してみてください。

これからの見通し

お薬と適切な耳洗浄で炎症を抑えることで、痒みや痛みのない穏やかな状態に戻すことができます。ただし再発しやすい病気のため、治った後も定期的なお耳のチェックや、ご家庭での無理のないケアを続けることが大切です。

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Tool

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食欲・体重・血液値の変化を、1 日 1 件で記録できます。診察室モードで主治医にそのまま見せられます。

※ 本ページは病気の基本を知るための一般的な情報です。診断・治療方針は必ず獣医師にご相談ください。