の基本情報

犬の逆くしゃみ

監修:あき(獣医師)公開 2026.07.22

おうちでこの症状を見たら

  • 連続して「フガフガ」と息を吸い込む
  • 豚が鳴くような音を立てて立ち止まる

という場合、逆くしゃみの可能性があります。

アイの、ひとこと

空気を吐き出すのではなく、急激に連続して息を吸い込み「フガフガ」と音を立てる現象です。

どんな病気?

空気を吐き出す普通のくしゃみとは逆に、急激に息を連続して吸い込むことで起こる現象です。鼻の奥や喉の粘膜が刺激されることが原因と考えられており、興奮したときや急な温度変化、首輪の圧迫などが引き金になります。見た目はとても苦しそうに見えますが、多くは生理的な反応の延長であり、数秒から数分で自然に治まります。

気づきのサイン(初期症状)

  • 連続して「フガフガ」「ズーズー」と息を吸い込む
  • 立ち止まって首を前に長く伸ばす
  • 豚が鳴くような音を立てて苦しそうにする
  • 治まるとすぐに普段通りの元気な様子に戻る

かかりやすい子・特徴

  • チワワやトイプードルなどの小型犬でよく見られます
  • フレンチブルドッグやパグなどの鼻が短いワンちゃん(短頭種)
  • 興奮しやすい、またはお散歩でリードを強く引っ張る癖がある

予防法について

首への負担を減らすために首輪からハーネスに変えることや、タバコの煙・強い匂いなど喉を刺激するものを避けることが予防につながります。

診断に必要な検査

動画の確認

発作が起きているときの様子をスマホなどで撮影し、診察室で獣医師に見ていただくのが最も確実です。

身体検査・聴診

喉や気管のあたりを直接触ったり、呼吸の音を聞いたりして異常がないか調べます。

X線(レントゲン)検査

心臓病や気管が潰れてしまう病気など、似た症状の別の病気が隠れていないかを画像で確認します。

治療の柱

経過観察(おうちでの対処)

病気ではないことが多いため、鼻の穴を軽く塞いだり喉を優しくさすったりして唾液をごっくんと飲み込ませ、落ち着くのを待ちます。

内科治療(投薬)

あまりにも頻繁に起きて生活に支障が出る場合は、炎症やアレルギーを抑えるお薬を使うことがあります。

基礎疾患の治療

もし他の病気が原因で症状が引き起こされている場合は、そちらの治療を並行して行います。

費用について

多くはおうちで様子を見るだけで治まるため、費用がかからないことがほとんどです。頻繁に起こる場合や他の病気が疑われる場合は、検査やお薬の費用が別途かかることがあるため、心配なときは受診の目安も含めて動物病院に相談してみましょう。

これからの見通し

発作のように見えて驚くかもしれませんが、治まればすぐに普段通りの元気な姿に戻るため、いつも通り活発に過ごせます。ただし、頻度が増えたり、いびきや咳など他の症状が混ざったりするようになった場合は別の病気の可能性があるため、早めに受診して確認してあげることが大切です。

あとでマイページからいつでも見返せます

Tool

犬の逆くしゃみのケアを akiaia で記録する

食欲・体重・血液値の変化を、1 日 1 件で記録できます。診察室モードで主治医にそのまま見せられます。

※ 本ページは病気の基本を知るための一般的な情報です。診断・治療方針は必ず獣医師にご相談ください。