おうちでこの症状を見たら
大型犬などのワンちゃんで
- 「足を急に引きずって歩く」
- 「足の一部が硬く腫れて痛がる」
という場合、骨肉腫の可能性があります。
アイの、ひとこと
アイの、ひとこと
大型犬の足に発生しやすく、強い痛みと早い進行を伴う悪性の骨のがんです。
どんな病気?
骨の細胞ががん化してしまう病気です。大型犬の手足に発生することが多く、骨を破壊しながら進行するため激しい痛みを伴います。非常に進行が早く、発見された時点ですでに肺などへ転移していることが多いため、一刻も早い痛みへの対処と治療が必要になります。
気づきのサイン(初期症状)
- 足を急に引きずる、地面に着けずにケンケンする
- 足の骨の一部が硬く腫れ、熱を持っている
- 患部を痛がり、触られるのを極端に嫌がる
- 元気や食欲がなくなり、じっとしている
- 進行すると、わずかな衝撃で骨折してしまうことがあります(病的骨折)
かかりやすい子・特徴
- ゴールデン・レトリーバーなどの大型犬・超大型犬(特に体重20kg以上)
- 中高齢の犬(7歳以上などから多く見られます)
- 前足の付け根(肩)や手首、後ろ足の膝付近に発生しやすい傾向があります
診断に必要な検査
レントゲン検査
骨が溶けていたり、異常な骨が作られていたりしないかを調べます。
胸部レントゲン・CT検査
非常に転移しやすいため、すでに肺などへ病気が広がっていないかを詳しく確認します。
細胞診・病理組織検査
腫れている部分の細胞や組織を採り、がん細胞(骨肉腫)かどうかを最終的に確定させます。
治療の柱
外科手術(断脚など)
激しい痛みを取り除き、がんの広がりを防ぐため、原因となっている足の切断(断脚手術)が第一選択となることが多いです。
投薬治療(抗がん剤)
肺などへの目に見えない転移を遅らせるため、手術の前後などに抗がん剤治療を行います。
緩和ケア
手術が難しい場合や進行している場合は、強い痛み止め(鎮痛剤)や炎症を抑えるお薬で、穏やかに過ごすためのサポートを中心に行います。
費用について
費用は、断脚などの外科手術を行うか、抗がん剤治療や緩和ケアを中心にするかによって大きく変わります。まずは治療計画とあわせて具体的な費用の目安を相談し、ご家庭のペースも含め無理なく続けられる範囲を主治医と話し合いましょう。ペット保険に加入している場合は対象になることも多いため、あわせて確認してみてください。
これからの見通し
非常に進行が早く、すでに転移していることも多いため厳しい見通しになることが多い病気です。しかし、手術で痛みの原因を取り除き、抗がん剤などを組み合わせることで、愛犬の苦痛を和らげながら、一緒に過ごせる時間を延ばせる可能性があります。まずは状態を正確に調べ、無理のない治療計画を立てることが大切です。
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※ 本ページは病気の基本を知るための一般的な情報です。診断・治療方針は必ず獣医師にご相談ください。