おうちでこの症状を見たら
- 「首を伸ばして苦しそうに咳をする」
- 「ヒューヒューと音が鳴る呼吸をする」
という場合、喘息(気管支喘息)の可能性があります。
アイの、ひとこと
アイの、ひとこと
アレルギーなどが原因で気管支に強い炎症が起き、咳が出たり呼吸が苦しくなったりする病気です。
どんな病気?
ほこりや花粉、タバコの煙などに対して免疫が過剰に反応し、空気の通り道である「気管支」に炎症が起こる病気です。炎症によって気管支が分厚く狭くなるため、激しい咳が出たり、息を吐くのが苦しくなったりします。完全に治すことは難しいですが、お薬や環境の工夫で症状をコントロールしていくことが目標になります。
気づきのサイン(初期症状)
- 首を前に伸ばし、這いつくばるようにして激しい咳をする(毛玉を吐き出す仕草に似ていますが、何も吐き出しません)
- 呼吸のたびにヒューヒュー、ゼーゼーと音がする
- 運動を嫌がる、少し動いただけで息切れする
- 進行すると、口を開けて苦しそうに呼吸する(※命に関わる緊急事態です)
かかりやすい子・特徴
- 若い年齢から中高齢まで、幅広い年齢の猫ちゃんで見られます
- シャム猫やそのミックスでやや多く見られる傾向があります
- タバコの煙、香水、ほこり、猫砂の粉塵などが多い環境で暮らしている子
診断に必要な検査
レントゲン検査
気管支が分厚くなっていないか、肺に異常な影がないかを立体的に確認します。
血液検査
アレルギーに関わる白血球(好酸球など)が増えていないかを調べます。
気管支鏡・気管支肺胞洗浄液検査
(必要に応じて)全身麻酔をかけて気管支の内部を直接確認し、細胞を採って詳しく調べることがあります。
治療の柱
投薬治療(ステロイド)
気管支の強い炎症を抑え込むため、飲み薬や専用のマスクを使った「吸入薬」を使います。
投薬治療(気管支拡張薬)
狭くなった空気の通り道を広げ、呼吸を楽にするお薬を使うことがあります。
生活環境の調整
ほこりやタバコの煙、芳香剤など、気管支への刺激となるものを遠ざけ、空気を清潔に保ちます。
費用について
費用は、症状の重さによるお薬の量や、吸入療法(専用のマスクや吸入薬)を取り入れるかどうかによって大きく変わります。長く付き合っていく病気だからこそ、まずは治療計画とあわせて費用の目安を相談すると安心です。ご家庭のペースも含めて、無理なく続けられるケアの範囲を主治医と話し合いましょう。ペット保険に加入している場合は対象になることも多いため、あわせて確認してみてください。
これからの見通し
気管支の炎症体質そのものをなくすことは難しいですが、お薬で咳や発作をコントロールできれば、発作の少ない安定した毎日を送りやすくなります。猫ちゃんの呼吸を楽にしてあげるため、獣医師と相談しながら無理のないケアと生活環境の改善を続けていくことが大切です。
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※ 本ページは病気の基本を知るための一般的な情報です。診断・治療方針は必ず獣医師にご相談ください。