動物病院で言われたら
大型犬で
- 「心臓が大きくなっている」
- 「心臓の動きが悪い」
と言われた場合、拡張型心筋症の可能性があります。
アイの、ひとこと
アイの、ひとこと
大型犬に多く見られる、心臓の筋肉が薄く弱くなり、血液を送り出す力が落ちてしまう病気です。
どんな病気?
心臓の筋肉がゴムのように伸びて薄くなり、全身に血液を送り出すポンプの力が弱くなってしまう病気です。血液がうまく循環しなくなるため、心臓自体が風船のように大きくなり、肺やお腹に水が溜まったり、不整脈が起きたりと、全身に様々な影響が出てきます。
気づきのサイン(初期症状)
- 初期は目立った症状が出にくい
- 散歩を嫌がる・すぐ疲れるようになる
- 呼吸が早い、少しの運動で息苦しそうにする
- カハッという乾いた咳をする
- (進行すると)突然倒れる(失神)、お腹がパンパンに膨れる(腹水)
かかりやすい子・特徴
- 中高齢の犬(特に4〜10歳ごろから多く見られます)
- 大型犬・超大型犬(ドーベルマン、グレート・デーン、ボクサーなどに多く見られる傾向があります)
- 一部の中型犬(アメリカン・コッカー・スパニエルなど)
診断に必要な検査
超音波(エコー)検査
心臓の壁の厚さや、血液を押し出す筋肉の動きの弱さを詳しく調べます。
レントゲン検査
心臓が大きくなっていないか、肺に水が溜まっていないかを確認します。
心電図検査
命に関わる危険な不整脈が起きていないかを調べます。
血液検査
全身の状態や、心臓に負担がかかっているサインを示す数値(バイオマーカー)を確認します。
治療の柱
投薬治療
心臓のポンプ機能を助ける薬や血管を広げる薬、不整脈を抑える薬などを使い、心臓の負担を減らします。
生活環境の調整
激しい運動や興奮を避け、穏やかに過ごせる環境を整えます。
食事療法
症状に合わせて塩分を控えたり、必要な栄養素(タウリンやL-カルニチンなど)を補うことがあります。
費用について
費用は、お薬の種類や量、定期的な検査の頻度によって大きく変わります。長く付き合っていく病気だからこそ、まずは治療計画とあわせて費用の目安を相談すると安心です。大型犬の場合はお薬の量も多くなる傾向があるため、無理なく続けられる範囲を主治医と話し合いましょう。ペット保険に加入している場合は対象になることも多いため、あわせて確認してみてください。
これからの見通し
一度薄く弱くなった心臓の筋肉は元には戻りませんが、お薬で心臓の働きを助け、負担を減らすことで進行を穏やかにできます。ワンちゃんの体調やご家庭のペースに合わせた、無理のないケアを続けることが大切です。
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※ 本ページは病気の基本を知るための一般的な情報です。診断・治療方針は必ず獣医師にご相談ください。